2025年9月議会一般質問議会-菊名裕

1行政問題

1.第五次総合計画(前期)行政評価
 ア.自治基本条例第18条検証と総括
  ①自治基本条例第21条結果公表に記載内容についての現状は
2.議会ネット中継
 ア.ネット中継が正式運用されるが、市長として、各部長に対し、市民に分かりやすい説明となるように指導などはあるか。
3.選挙開票速報
  HPにての閲覧手順
 ア.開票結果の速報を閲覧するまでの手順を簡素化できないか
 イ.開票最終結果について、市民に分かりやすいよう、得票順などにするよう工夫できないか

△菊名裕議員

○議長(武居弘治議員) 通告第18、22番、菊名裕議員。
〔22番 菊名 裕議員 登壇〕

◆22番(菊名裕議員) 議長からご指名がありましたので、ただいまより一般質問を始めさせていただきます。
今9月議会より、三郷市議会においてネット中継が始まりました。開かれた議会を標榜する三郷市議会の中継は必要であると、令和元年8月、私が議長に就任以来、議会に訴えてから6年間の時間を要しました。埼玉県下40市中40番目とのことではありますが、市民の皆様に議会をご覧いただける機会を調えられたことは、開かれた議会にひとつ近づけた思いであります。
現在は、諸事情により録画の中継ではありますが、ライブ中継に移行できる状況を整えていきたいと考えております。そして、平成29年にこの議会にてネット中継ができる環境を整えてくださった市長に感謝を申し上げたいと思います。
それでは質問に移ります。
行政問題、第五次総合計画行政評価より、自治基本条例第18条の検証と総括について。
まず、三郷市自治基本条例とは、三郷市の自治の在り方を明らかにする市民共有の最高規範として、この条例が定められております。
その第18条1項として、「執行機関は、総合計画に基づく政策の成果を明らかにし、効率的かつ効果的に市政を運営するため、行政評価を実施し、当該行政評価に関する情報を市民等及び議会に分かりやすく公表するものとする。」
3項「執行機関は、行政評価を常に最もふさわしい手法で行えるよう検討し、その改善に努めるものとする。」
第21条1項「執行機関は、施策過程において、政策の内容、効果、必要性、妥当性等について、市民等及び議会に分かりやすく説明するものとする。」
最後に、自治基本条例第16条2項に、「市長は、総合計画の策定にあたっては、行政評価の結果を反映させるものとする。」とあります。
そして、三郷市総合計画とは、本市の将来都市像を描き、まちづくり方針と経営方針を明確にするもの。総合的かつ計画的な行政運営を行うための最上位となる計画。市民と行政が参加と協働のまちづくりを進めるための手引と、計画書冒頭に示されております。
この計画の実施期間は、第5次総合計画、現在の計画ですね。令和3年から令和12年の10年間が期間であります。これを前期計画、令和3年より令和7年の5年間、後期計画、令和8年より令和12年の5年間と分け、実施計画を期間3年とし、1年ごとに入れ替えるローリングを行い、実施しております。
自治基本条例第18条1項にある行政評価とは、総合計画に記載されている施策等の進行管理を行う作業であり、事務事業評価として実施することとなっております。
解説ばかりで恐縮でありますが、いましばらくお付き合いください。
事務事業評価とは、三郷市における事業のPDCAサイクル、Plan(目標設定)、Do(実行)、Check(点検)、Action(改善)を確立し、質のよい意思決定、政策選択のためのツールが事務事業評価制度です。市民の皆さんの立場に立った効率のよい行政運営を行い、市民サービスの向上に結びつけることを目的としており、三郷市において、行政評価を実施するための唯一のツールであります。現在、令和8年度からの後期総合計画を作成中であります。
計画策定に当たり、三郷市まちづくり委員会条例に基づき、基本構想、基本計画及び地方版総合戦略の策定に必要な調査及び審査に関して広く市民の意見を反映させ、市民参加による市政運営を推進するため、三郷市まちづくり委員会が設置されており、この委員会委員は、三郷市まちづくり委員会条例に基づき、15人以内で構成されている組織であります。
先月、第4回目のまちづくり委員会が実施されたとのことで、参加メンバーに会議の進捗状況を聞いてみたところ、「事前資料の量が膨大で、何をどうしたらよいか分からない。あれは一体何なんですか」という返答がありました。
自治基本条例第18条の1項と3項、そして第21条1項に示されている「執行機関は、政策過程において、政策の内容、効果、必要性、妥当性等について、市民等及び議会に分かりやすく説明するもの」が実施されていれば、このような話にはならないのではないでしょうか。
また、総合計画は前期・後期のほか実施計画もあり、実施計画はローリングで毎年新しい実施計画ができるわけですから、条例によれば、その都度、市民等及び議会に分かりやすく説明されるはずであります。
昨年12月議会で、企画政策部長答弁から、事務事業評価の結果を市民に対して広く公表することにより、行政の透明性を確保しているところであり、様々な効果があったと考えております。
また、平成30年9月議会では、前企画部長から、執行機関による評価だけでなく、市民等の参加の機会の確保について、外部評価、行政評価において市民等も加わった形での評価や、分かりやすい公表にしていく必要があると認識しているともありました。
そして、令和3年9月では、市長からも、自治基本条例に基づき総合的かつ計画的に市政を運営するため、市民感覚と経営感覚を持ち、創意工夫を凝らし、各施策を推進していくとのご答弁がありましたが、市長執行部とまちづくり委員会との大きなそごはどこで生まれているのでしょうか。
さきの三郷市まちづくり委員会のメンバーのかたの話がうそでなければ、条例でうたわれている事柄を行政が実施していないことになります。
また、「市民等及び議会に分かりやすく」とも条例にはありますが、私の記憶では、議員の立場として、この件において分かりやすく説明を受けた記憶はこの間一度もありません。
質問に移ります。
市長は何を根拠とし、自治基本条例が遵守されている、推進されていると思われているのでしょうか。ご答弁をお願いしたいと思います。
企画政策部長には、何をもって各事業の見直しが適切に図られてきたものと認識しているとご答弁されたのか、お伺いしたいと思います。
続きまして、議会ネット中継について。
冒頭、市長にお礼を申し上げましたが、この中継に至るまでの主体は24人の議員にあり、あくまでも議会の判断の中進められ、この後、議会運営委員会にて中止や延期が決定されれば、12月議会からの中継はなくなります。本来であれば、今議会中継はライブで実施されるはずでしたが、議会初日に急遽録画中継となった運びであります。
ライブ中継を期待されていたかたには、5営業日後の配信になりますので、この場をお借りしてお知らせさせていただきます。
さて、市長執行部には実施において直接の携わりはなく、中継のよしあしを伺うつもりはございません。当市においても、画像として、質問者、答弁者本人が映し出され、質問、答弁がそのまま市民に伝わる状況になりました。
さきの私の質問でも、自治基本条例、総合計画、事務事業評価、まちづくり委員会等の、俗に言われる行政用語で質問させていただきましたが、初めて耳にされるかたには何のことやら理解に苦しむと思われます。せっかく中継をご覧になられても、意図が通じなければ本末転倒であります。よって、先ほどの質問では、あえてそれぞれに解説をつけさせていただきました。
では、市長にお伺いいたします。
今回のネット中継が正式に運用されましたが、市長として、執行部側の答弁者に対し、モニターの向こうでご覧になっている方々に分かりやすい答弁となるような指導などはされましたでしょうか。お伺いしたいと思います。
最後の質問になります。選挙開票速報になります。
この夏、三郷市市議会議員の選挙が実施され、7月20日に投開票が行われました。投票率56.12%、投票数6万4,006票と、前回令和3年の市議会議員選挙と比較しますと、投票率は19.46%、投票数2万1,610票の増でありました。多くの有権者が今回の選挙に投票されたということになります。
国政の参議院と同日の投票日であり、納得もできるのですが、投票に従事された方々はさぞ大変だったと思います。ご苦労さまでございました。
投開票日翌日21日、最終結果が掲載された直後より、私のところに三郷市のホームページについて、投開票速報の掲示の方法がひどく不親切であるとのクレームが多く寄せられました。私も当然見ていたんですが、開票速報に行くまでに非常に手間がかかったのは覚えております。閲覧したい画面に至るまでに、表紙からクリック、スクロール、スクロール、クリック、クリックだったかな。やっと開票のページにたどり着きました。
そこで、行政委員会事務局長にお伺いしますが、日頃、市のホームページにアクセスしないかたも、今回はたくさんアクセスされていただいたと思います。そういう方々を含め、情報が早く欲しいという方々がご覧になると思います、その三郷市のホームページ、今後はもっと親切な形でアクセスできるよう、改善をお願いできればと思います。
また、開票後の投票結果におきまして、順位ごとにマトリックスを組み直して、こういう最終結果になりましたなどの情報もあると非常にありがたいと市民の声も寄せられておりますので、ぜひとも参考にしていただいて検討いただければと思います。
以上で初めの質問を終わります。

○議長(武居弘治議員) 菊名裕議員の質問に対する答弁を求めます。
木津雅晟市長。
〔木津雅晟市長 登壇〕

◎市長(木津雅晟) 菊名議員のご質問にお答えいたします。
1、行政問題の1、第五次総合計画(前期)行政評価の総論についてお答えをし、詳細については担当部長をして答弁いたさせます。
本市では参加と協働のまちづくりを推進する上で、三郷市自治基本条例を制定し、条例の3つのポイントを情報の共有、参加、協働としております。
市政への参加や協働を推進するためには、前提となる情報の共有が重要と考えており、条例において市民等及び議会への説明責任について定めているところでございます。これまでも市民や議会の分かりやすい説明に努めてきたところでございますが、引き続き、参加と協働のまちづくりが推進されるよう、情報の共有に努めてまいります。
次に、1、行政問題の2、議会ネット中継のア、答弁作成に係る指導の状況についてお答えいたします。
まず、平成26年9月、当時の市議会議長から、一般質問に対する答弁が簡潔・明瞭となるよう、市に対して申入れがありました。この申入れを踏まえ、審議会における議案に対する質疑や市政全般に対する一般質問への答弁に限らず、あらゆる場面において簡潔・明瞭な説明を心がけるよう、日頃から職員に対し指導・指示をしておるところでございます。

○議長(武居弘治議員) 日暮義一企画政策部長。
〔日暮義一企画政策部長 登壇〕

◎企画政策部長(日暮義一) 私からは、1、行政問題の1、第五次総合計画(前期)行政評価のア、自治基本条例第18条検証と総括の詳細についてお答えいたします。
本市におきましては、事業のPDCAサイクルを確立し、質のよい意思決定、政策選択に資するツールとして有効に機能させることで、効率のよい市政運営を行い、また、市民サービスの向上に結びつけるため、事務事業評価を実施しております。
評価結果につきましては、政策過程における政策の内容、効果、必要性、妥当性、こちらが市民に分かりやすく伝わるよう、市ホームページにおいてそれぞれの事務事業について評価や改善の状況等を公表しているところでございます。
事務事業評価につきましては、その在り方も含め、よりよい形となるよう常に改善しており、例えば、第4次総合計画期間内においては、計画全体を総括するため、事務事業ごとに定めた数値目標の進捗を毎年度確認し、施策の評価として取りまとめ、これを公表したところでございます。
なお、第5次総合計画(前期)の総括につきましても、同様のプロセスにより、また誰にでも分かりやすい形式等にさらに改善した上で公表してまいりたいと考えております。
引き続き、市民等及び議会との情報共有が図れるよう、分かりやすい公表資料の作成、改善に努めてまいります。
以上でございます。

○議長(武居弘治議員) 萩原克己行政委員会事務局長。
〔萩原克己行政委員会事務局長 登壇〕

◎行政委員会事務局長(萩原克己) 私からは、1、行政問題の3、選挙開票速報、HPにての閲覧手順について、順次お答えいたします。
初めに、ア、開票結果の速報を閲覧するまでの手順を簡素化できないかについてでございますが、7月20日に執行した参議院議員通常選挙及び三郷市議会議員一般選挙では、三郷市ホームページの「お知らせ」コーナーの最上段に、選挙の特設ページへ移動する見出しを掲載し、移動先に開票速報を掲載いたしました。
この「お知らせ」コーナーは、ホームページのトップページに掲載されておりますが、幾分スクロールをした場所に表示されていることから、今後は分かりやすい掲載方法にしてまいります。
次に、イ、開票最終結果について、市民に分かりやすいよう、得票順などにするよう工夫できないかでございますが、先日の市議会議員選挙では、国政選挙と同様に、最終結果を公表する時点においては、立候補の届出順に掲載し、後日、得票順に整理した開票結果表をホームページや広報紙で掲載いたしました。
今後は、特に市長選挙、市議会議員選挙、県議会議員選挙など市で当落が確定する選挙においては、最終結果を公表する時点において、選挙結果をより分かりやすくお伝えできるよう改善してまいります。
以上でございます。

○議長(武居弘治議員) 菊名裕議員。

◆22番(菊名裕議員) それぞれ答弁ありがとうございました。
まず、選挙の結果のほうですけれども、やっていただいたというところもありますし、今のご答弁では、今後、分かりやすくしていただけるということですので、どうぞよろしくお願いいたします。
市民に見やすいホームページということで、市民の立場に立って考えれば、今のご答弁がいただけると思います。ありがとうございます。よろしくお願いします。
私は、平成17年の初当選後より、行政改革、行政運営についての質問を繰り返し行ってまいりました。この20年間、様々な答弁が繰り返され、現在に至っております。そして、21年目を迎えた今議会、残念なことに、今回も同様の質問をさせていただいております。
いろいろ考えてはいるんですけれども、今回の答弁もそうなんですけれども、先ほど最初の質問でも申し上げました、そごが生まれていると申し上げたんですけれども、ご答弁いただいた執行部には、そのそごが何ぞやというものがご理解なされていただいていないのかなと。委員会の方々、メンバーの方々が分かっていない。彼らは当然市民です。市民に対して分かりやすく説明すると条例に示されている。それが形になっていないということの現実を、事実としてお受け取りしていただいていないのかな。その後に議会ともあります。
私の勉強不足か、私は先ほど申し上げたとおり、内容について詳しく説明された記憶がございません。ここにほかの議員さんおいでになりますけれども、もし俺は知っているよということであれば、ぜひとも私に説明をしていただきたいと思います。そこが大きな質問と答弁との食い違いではないかと私は思います。
ここで、これについてということで再質問をしても、また同じ問答の繰り返しであると思いますので、この件については再質問はいたしませんが、次のネット中継の再質問に移らせていただきます。
先ほど市長答弁でもありました。簡潔に、分かりやすく、明瞭にというお話がありましたが、この問答が果たして簡潔でしょうか、明瞭でしょうか。
今議会からこのネット中継、市民の皆さんがご覧になっております。先ほど選挙管理委員会のほうにも申し上げましたが、市長サイドではなくて市民の立場に立ってものを考える、それが自治基本条例を含めた三郷市の全ての条例の本質ではないでしょうか。
もう一度基本に立ち返って、市民の皆さんがご覧になっているこのネット、皆さんがどういうふうにこの画像を見て考えられるか。しっかりした議会、開かれた議会、透明性の高い議会を進めていただければありがたいと思います。
明瞭、簡潔につきまして、2、ネット中継のほうの質問、明瞭、簡潔とは何ぞやというご認識をお伺いしないと、この問答の繰り返しになります。市民サイド、議会サイドと執行部サイドでの共通点を持ってこの議論を進めていただかなければ、堂々巡りになると思います。簡潔、明瞭とは何ぞや、市長にご答弁いただきたいと思います。
今回、自治基本条例から様々な政策において質問させていただきました。今後策定される後期総合計画はどのようなものになるか、非常に心配なところもあります。新たな三郷市の道しるべとなる次期総合計画がよりよいものになり、令和8年からキックオフできることを願うところであります。
毎回同じ締めになりますが、私たち議員は、行政のチェック、監視機構としてここまでしかできません。実務は市長をはじめとする執行部の皆さんに委ねられ、そして職員さんが実務をこなし進んでいきます。
今後も三郷市民のためにすばらしい三郷市を築いていただくことを要望し、終わりにしたいと思います。ありがとうございました。

○議長(武居弘治議員) 菊名裕議員の2問目に対する答弁を求めます。
木津雅晟市長。
〔木津雅晟市長 登壇〕

◎市長(木津雅晟) 再度のご質問にお答えいたします。
繰り返しとなりますが、市民や議会の説明を公表、資料につきましては、簡潔、明瞭となるよう心がけているところでございます。参加と協働のまちづくりが推進されるよう、情報の共有に努めているところでございます。
認識につきましては、それぞれの委員につきまして、いろいろと共通する認識にちょっと差が出てくる可能性もあります。そういったところを懇切丁寧に担当職員が説明できるように心がけていきたいと思います。
以上です。

○議長(武居弘治議員) 以上で菊名裕議員の質問を終わります。

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