2023年12月議会一般質問議会-加藤英泉

1令和6年度予算編成
1.予算編成の基本的な考え方について
ア.歳出の考え方について
イ.第5次三郷市総合計画の施策の実施について
ウ.子育て支援の強化について
2.事業の選択と集中について
ア.花火大会事業を観光協会主催事業に
イ.七福神巡り事業を観光協会主催事業に
3.指定管理の管理費等について
2住宅問題
1.宅配ボックスの設置義務化について

△加藤英泉議員

○副議長(篠田正巳議員) 通告第11、15番、加藤英泉議員。
〔15番 加藤英泉議員 登壇〕

◆15番(加藤英泉議員) それでは、通告に従い、順次質問をさせていただきます。
1、令和6年度予算編成、1、予算編成の基本的な考え方について、ア、歳出の考え方について。
令和6年度予算編成方針の中に、「歳出は、新たな施策の実施のためにこれまで以上に既存事業の必要性の検証と経費の見直しを行い、前例にとらわれることなく、新たな視点で予算の削減に努めなければならない」とありますが、基金の取崩しや市債発行といった財政投資をしようとしているのに、経費の削減、あるいは予算の編成に努めるという表現ならばまだしも、「予算の削減に努めなければならない」というのは、後ろ向きで不適切ではないかと思います。
イ、第5次三郷市総合計画の施策の実施について。
去る11月6日、商工会の早稲田地区懇談会が「三郷流山橋の開通について」をテーマに行われました。参加者が4グループに分かれて議論をしましたが、意図せずとも、4グループから発表されたことは、共通して三郷船着場を中心とした江戸川河川敷におけるキャンプ場、バーベキュー広場、ドッグランコースの設置、観光船の発着やサイクリングコースの有効活用、トイレの設置など、三郷駅周辺、江戸川河川敷の活性化で、それと何よりも強い意見、要望は、三郷駅から河川敷に通じる危険な市道5078号の信号の設置でした。
私も9月議会で信号機の設置を要望いたしましたが、市長答弁では、吉川警察署の見解として、現時点では信号機設置は難しいと答えられ、市としては、イベントの際には誘導員を配置するなど、横断者の安全に配慮するほか、路面表示、注意喚起看板の設置を行う等の安全対策を実施していくとのことですが、イベントはイレギュラー、安全は日常のことです。これでは、現状を鑑み、気休め程度で効果がないのではないかという一致した意見でした。
ご承知のように、学校では先生方が生徒に河川敷に行かないように指導しており、各家庭や町会においても、子どもには同様の指導をしておりますので、現状では、日常における横断者の数の増加はあり得ません。
市として、改めて市の計画として三郷駅周辺江戸川河川敷の活性化を図りたい。そのためには、歩行者の安全を確保するためには、信号機の設置は必須であることを、市のしかるべき人が執拗に説得に当たるべきと考えます。
信号機が設置されるまでは、たとえ各種設備が整えられた状況になったとしても、第5次総合計画の意図する市民のための三郷駅周辺江戸川河川敷の活性化はいつまでたっても達成できません。駐車場も課題であり、車での来訪者を予測すれば、野田市の清水公園のように市外の人が多くなり、とりわけ隣の流山市民を喜ばせることになってしまい、三郷市民のためにはならないのではないかと思います。重ね重ね信号機の設置を要望いたします。
ウ、子育て支援の強化について。
「ふるさと三郷みんながほほえむまちづくり」実現のための諸政策の中で、「質の高い教育と切れ目ない子育て支援の強化、子どもたちの成長を見守る・夢を育む」を重点的に実施していくため、積極的に政策を立案し、実施していく必要があると、前年度同様にうたっております。
しかしながら、これが本当なのか。そうであるならば、三郷市幼児教室「風の子園」を令和7年度で閉園させずに継続の政策を実施すべきであります。
前にも言いましたが、保育所の運営には総額40数億円、子ども1人当たりにすると、約200万円が令和4年度は投入されている計算になりますが、「風の子園」については、補助金の総額が1,500万円で、子ども1人当たり30万円であります。この差は何なのか。
「風の子園」のインクルーシブな保育に魅力を感じ、親御さんの「ぜひ」という希望で吉川市の子どもを1人入園させているそうですが、それを市の職員が、他市の子どもを入園させていることについて、三郷市の税金が投入されていることに市民の理解が得られないなどと、いまだに園側に迫っているようですが、広域行政化されてきておりますし、職員のかたも隣接する自治体等で生活していたり、また、三郷市民も他自治体にお世話にならないことはないと思います。いじめや差別をしないよう、世間に恥ずかしくないよう、職員の指導、教育の徹底を図るべきだと思います。
特に、「風の子園」は市内の他の保育等の施設よりも、三郷市が誇れる幼児教育保育施設でもあります。流山市に追いつき追い越せ、これが人口減少を食い止める処方箋でもあります。改めて、「風の子園」の継続を市長に要望いたします。
2、事業の選択と集中について。
今年の都道府県の魅力度ランキングで、埼玉県は47都道府県中45位と、相変わらず「ダさいたま」という評価から脱出できずにおります。しかしながら、小川町のように、小さい自治体ながら輝きを発揮してきているまちもあります。
三郷市においても、既存事業のさらなる拡大や見直し、あるいは新たな事業を取り入れるなどして、人にも企業にも選ばれ、みんながほほえむまちづくりのため、様々な角度から魅力度アップを図っていく必要があります。そのためには、遊びが好きで、計画性を備えた発想の転換ができるユニークな人材を大量投入し、観光事業を育てていく必要があると思います。
そこで、ア、花火大会事業を観光協会主催事業に。
全国の花火大会のうち、今年は25か所で中止になったという報道がありました。主な原因は、共通して資金不足ということですが、三郷市においては、三郷流山橋の開通を記念しての市からの補助金をはじめ、市民や市内各企業の皆様のご理解を得て、無事にほぼ計画どおりに実施できました。
この花火大会は、三郷市商工会の青年部主催によって行われてきておりますが、ご存じのかたは少なく、三郷の花火大会は三郷市の主催によって行われていると思っているかたがほとんどであります。
三郷市観光協会も一般社団法人となり、幅広い活動ができるようになりましたので、他の自治体並みに事業を拡大し、その一環として、観光協会主催の花火大会を考えてもよいのではないかと考えます。
イ、七福神巡り事業を観光協会主催事業に。
「一年の計は元旦にあり」と、正月の風習として、個人や企業が七福神を祭る寺院を巡って、無病息災、商売繁盛等を祈願する行事で、三郷市には全国的にも珍しい24か寺があり、七福神巡りも「早稲田めぐり」、「彦成めぐり」、「八木郷戸ヶ崎めぐり」の3コースがあります。
七福神巡りは、三郷市商工会が三郷市の名物づくりを念頭に普及事業として行ってきておりますが、こちらも市民の中には市の事業として行われていると思ってるかたも多く、今後は、他の自治体並みに観光協会主催事業の一環として、商工会から移管されてもよいのではないか。そして、新たな発想で展開を図ってもよいのではないかと考えます。
3、指定管理の管理費等について。
冒頭に不適切と指摘いたしましたが、予算編成に当たり、歳出は、新たな施策の実施のために既存事業の必要性の検証と経費の見直しを行い、前例にとらわれることなく、新たな視点で予算の削減に努めなければならないとあります。
におどりプラザの指定管理の議案は可決されました。30年間の定期借地契約で、三郷市が大和リース株式会社に土地を30年間賃貸して、そこに大和リースが建物を建て、三郷市がその建物を借り上げるという契約になっておりますが、年間5,500万円を超える賃料を支払い、指定管理料は、前回同様、5年間で総額5億2,500万円、年間1億500万円になります。1日当たりに換算しますと、29万円になりますが、これは飛び抜けて高いと思います。
聞くところによりますと、賃料に管理費が含まれることはあり得ることでありますが、電気、水道、空調などの施設整備費や、30年後の解体撤去費が賃料に含まれているという契約は、通常あり得ないお人好し契約であります。大和リースの言いなりではないか。特段に有利な条件で、相手の有利な契約が、東南アジアで行われているような裏があるような契約ではないかと勘ぐりたくもなります。
におどりプラザは、5年を経過しようとしております。5年間で、各種の設備や備品等の資産が減価償却されてきており、また、少なからず、三郷市が設備や備品等を付加してきているものもあると思いますので、経費削減の交渉を執拗に行う必要があると思います。
また、大和リースの構成団体として、パートナーズワンという下請企業を紹介してきましたが、文化振興公社をはじめとする指定管理者の下請企業の名前も隠すことなく、広く公表すべきであります。そこに市内の事業者が入り込めば、新たな所得が生まれます。
三郷市は、発注した企業に対し、市内の事業者を下請に入れる義務を課すことなく見過ごしてきた面があり、事業者が廃業に至るケースも出てきており、それが人口増加を阻んでいる1面があります。それなので、市内事業者の所得向上のためにも、縛りを設けてもよいと考えます。
2、住宅問題、1、宅配ボックスの設置義務化について。
ひとり暮らしの社会人や学生が多い都心に近いベッドタウンの和光市には、家族向けの住居が少ないため、ファミリー層の定住促進を図るため、来年度から市内で総戸数が50戸以上、中規模以上のマンションなどを建てる際、室内が50平方メートル以上の家族向けの部屋を半数以上設けることを義務づけると、県内で初めて発表しました。
三郷市内においても、マンションやアパートの建築において、駅近では駐車場の設置義務のないワンルームタイプが多くなってきております。単身者が多く、日中に不在がちなワンルームマンション等は、宅配業者の再配達回数増や、それに伴う路上駐車の増加で、歩行者の安全性が懸念されております。宅配ボックスの設置により、こうした問題の解決や、2024年問題の1つである運送ドライバーの労働時間に上限が設けられた際には、宅配ボックスの設置を条例で義務づけることとし、確認申請の届出には必須項目としてはどうかと考えます。
建築主に宅配ボックス設置を義務化する条例は、全国では東京都江東区では既に行われており、川口市が来年4月から施行の予定でありますので、三郷市においても条例化しておく必要があると考えますので、提案させていただきます。思い切って他市に先駆けて条例化してみてはどうかと考えます。
以上で1問目を終わります。

○副議長(篠田正巳議員) 加藤英泉議員の質問に対する答弁を求めます。
木津雅晟市長。
〔木津雅晟市長 登壇〕

◎市長(木津雅晟) 加藤議員のご質問にお答えいたします。
1、令和6年度予算編成の1、予算編成の基本的な考え方のア、歳出の基本的な考え方の総論についてお答えし、詳細については担当部長をして答弁いたさせます。
令和6年度予算編成におきましては、原油価格・物価高騰などが本市に与える影響は非常に大きく、歳入においては、企業収益や個人消費の見通しは不透明でもあり、市税や地方消費税交付金の下振れリスクが懸念されることから、歳出に見合う財源確保が急務となっているところでございます。
しかしながら、このような状況にあっても、地域経済の回復や市民生活の安定に向けた多くの施策を展開し、将来都市像であります「きらりとひかる田園都市みさと~人にも企業にも選ばれる魅力的なまち~」を実現するためには、これまで以上に既存事業の再検証と経費の見直しが必要であると考えております。
次に、イ、第5次三郷市総合計画の策定の実施についての総論についてお答えし、詳細については担当部長をして答弁いたさせます。
第5次三郷市総合計画及び三郷市都市計画マスタープランでは、三郷駅に近接する三郷緊急船着場付近をレクリエーション核に位置づけており、みさと船着場フェスティバルの開催などを通じて、人と人との交流によるにぎわいの創出を図っているところでございます。
ご質問の市道5078号線への信号機の設置につきましては、さきの9月議会でも担当部長がお答えしたところでございますが、本年度も吉川警察署に要望しておりますが、現在の横断者数等から信号機設置が難しいとの回答をいただいておるところでございます。
市といたしましては、にぎわい創出と併せて、市民の安心・安全も重要な施策であることから、引き続き、吉川警察署に信号設置の要望を続けるとともに、市で実施可能な安全対策を検討してまいります。
次に、ウ、子育て支援の強化についてお答えします。
「ふるさと三郷 みんながほほえむまちづくり」の実現に向け、令和6年度予算編成においても、「質の高い教育と切れ目ない子育て支援の強化」を重点テーマの1つとしているところであり、認可保育施設の新設や(仮称)三郷市立幸房小学校第2児童クラブの整備などにより、待機児童の解消に努めるとともに、こども家庭センターの設置により、きめ細やかな子育て施策の充実を図る予定でございます。
なお、ご質問にありました幼児教室「風の子園」につきましては、令和4年12月及び令和5年3月議会でも答弁いたしましたが、「風の子園」では、昭和50年代における人口急増期に幼稚園待機児童の解消を目的に開設された施設でございます。現在は、幼稚園不足や待機児童の課題も解消されておりますことから、施設の建て替えや大規模修繕等を行うことは困難と考えております。
最後に、2、住宅問題の1、宅配ボックスの設置義務化についてお答えいたします。
ワンルームマンションにおいては、その入居者の多くが、日中の時間帯に不在とすることが多い単身者であることから、宅配ボックスの設置により、宅配事業者の再配達回数を減らすことで、CO2排出量の削減や、配送トラックの路上駐車時間の短縮が図られるものと認識しております。
また、物流・運送業界において、令和6年4月以降、ドライバーの労働時間に上限規制が課せられることにより生じる、いわゆる「2024年問題」に対しましても有効な取組であると捉えております。
国においては、再配達の削減に向けて、コンビニエンスストア受け取り、街なかに設置されている宅配ロッカーといった多様な受け取り方法の活用や、注文時の受け取り時間の指定などの、消費者一人ひとりの意識啓発の促進による行動変容に向けた取組が進められているところでございます。
議員ご提案の設置の義務化につきましては、建築主に対する設置コストの負担の増加などの課題がありますことから、ワンルームマンションなどにおける宅配ボックスの設置の動向を見極めてまいります。

○副議長(篠田正巳議員) 日暮義一企画政策部長。
〔日暮義一企画政策部長 登壇〕

◎企画政策部長(日暮義一) 加藤議員のご質問にお答えいたします。
1、令和6年度予算編成、1、予算編成の基本的な考え方について、イ、第5次三郷市総合計画の施策の実施についてでございますが、三郷緊急用船着場周辺につきましては、第5次三郷市総合計画及び三郷市都市計画マスタープランに定める、将来都市構造図に5か所位置づけたレクリエーション核の1つとして、江戸川運動公園や野草ひろばの利用、みさと船着場フェスティバルの開催等、他のレクリエーション核と並び、観光、イベント等、ソフト事業を通じたまちづくり、地域づくりを図っているところでございます。
三郷緊急用船着場周辺のレクリエーション核につきましては、現在、三郷市かわまちづくり協議会を設立し、地域の町会長や商店会、学識経験者などの方々と庁内の関係各部において協議を重ね、令和4年度には緊急用船着場周辺のさらなる活用方法として、デイキャンプやドローンの飛行エリアなどの整備に係る区分けを検討し、三郷駅周辺江戸川河川敷の活性化方針を定めました。
今年度はにぎわい創出に向けて、事業の実現可能性について事業検討部会を設置し、社会実験実施の調整をしているところでございます。
今後も、三郷緊急用船着場周辺のレクリエーション核におきましては、にぎわいの創出と併せ、市道5078号線の横断等の安心・安全の観点を考慮いたしまして検討を重ねていくとともに、第5次三郷市総合計画の施策の実施につきまして、関係各部と連携し、まちづくり方針の実現に向け、各種事業を実施してまいります。
以上でございます。

○副議長(篠田正巳議員) 妹尾安浩財務部長。
〔妹尾安浩財務部長 登壇〕

◎財務部長(妹尾安浩) 加藤議員のご質問のうち、私からは、1、令和6年度予算編成、1、予算編成の基本的な考え方のア、歳出の考え方についてお答えいたします。
令和6年度の財政見通しは、原油価格や物価高騰などを含め、急速な社会経済情勢の変化により厳しい状況が続くものと考えられております。
特に歳出においては、子育てや高齢者支援等に係る社会保障関連経費の増加が予想され、さらには、原油価格・物価高騰対策等に伴う新たな行政需要にも対応していく必要がございます。
このような厳しい局面に対応するためには、単純な予算の削減だけというよりも、既存事業においても、様々な工夫を凝らした実施方法の提案や他課との連携のほか、廃止・縮小をする業務の見極めを行うとともに、DXの推進等による業務効率の省力化、人材の適切な配置や負担の平準化を行うなど、最小の経費で最大の効果が得られるよう、経費内容の見直しを含めた検討の中で予算編成を行っていくことが必要であると考えております。
以上でございます。

○副議長(篠田正巳議員) 田中照久地域振興部長。
〔田中照久地域振興部長 登壇〕

◎地域振興部長(田中照久) 私からは、加藤議員ご質問の1、令和6年度予算編成の2、事業の選択と集中について及び3、指定管理の管理費等についてに順次お答えいたします。
初めに、2、事業の選択と集中についてのア、花火大会事業を観光協会主催事業と、イ、七福神巡り事業を観光協会主催事業には関連がございますので、一括してお答えいたします。
観光事業につきましては、魅力ある本市の観光振興を図るため、これまで市独自の観光事業のほか、商工会や観光協会に対し補助金を交付するとともに、事業実施に当たっては、それぞれの団体と協力して事業を推進しております。
花火大会事業につきましては、商工会青年部が主催し、近年は流山市との同日開催により、市内外から多くの観光客が来訪する三郷市を代表する一大事業でございまして、七福神巡り事業は、商工会が主催し、まちの繁栄と家運の隆盛、心身の健康を、文化財とのつながりを願って、市内24の寺院が参加する、お正月の風物詩として定着しております文化の香り高い事業と承知しております。
こうした商工会の皆様が脈々と作り上げてきた歴史ある事業を含め、本市の魅力ある観光事業につきましては、市と商工会、観光協会がそれぞれの長所を生かし、連携して取り組むことにより、その効果として、新たな人の流れをつくり、本市への来訪者が増加するなど、観光の振興を市内経済の活性化にもつなげてまいりましたので、今後とも、商工会、観光協会の皆様と連携を図り、観光事業の振興に取り組んでまいります。
続きまして、3、指定管理の管理費等についてにお答えいたします。
三郷中央におどりプラザは、三郷中央地区交流施設整備等事業として整備が進められ、大和リース株式会社に貸与した市有地に建設された施設を、市が借り受けした公の施設でございます。
施設の管理費等につきましては、平成29年11月に締結いたしました三郷中央地区交流施設整備等事業に関する事業契約書に基づき、半年ごとに賃借料を支払うほか、毎月、施設の管理運営に係る人件費、光熱水費や機器保守等に係る指定管理料を支払っております。
令和6年度の指定管理料につきましては、先日、指定管理者の指定について議決をいただきましたので、今後、指定管理者との間で基本協定書等の締結時に協議を行いますが、9月議会で議決をいただきました債務負担行為補正予算の範囲内で庁内関係部署と調整してまいります。
なお、この手続の中では、事業計画の中身や直近での実績額、社会情勢を踏まえ、指定管理者や庁内関係部署と協議の上、最少の経費で最大の効果が得られるよう検討してまいります。
以上でございます。

○副議長(篠田正巳議員) 加藤英泉議員。

◆15番(加藤英泉議員) それぞれご答弁ありがとうございました。
まず、信号機の設置の要望についてでありますけども、三郷市かわまちづくり協議会も行われているということでもありますけれども、これが平成5年2月に三郷駅周辺江戸川河川敷の活性化方針ということで、ここに細かく示されております。
それで、言ったか言ってないかどうか分かりませんけれども、かなり埼玉県内の川づくりについて写真等も添付され、載っております。その中で、河川空間の活用に向けた課題ということで総括されております。
まず、立地条件のよさを十分に生かし切れてないということが書かれております。それから、レクリエーション核に位置づけられているが、内容に乏しい。それから、市の観光活性化を誘発する仕掛けが十分でない、こういうふうに指摘されています。
もう1つ、そこに、江戸川河川敷を利用するには、アクセス条件が必ずしもよくないということで、道路が危険であるというようなことがここで指摘されて、課題となってあります。
それから、先ほどお話ししましたように、地元、小学校、町会、家庭ということで、徹底して子どもたちを行かせないようにしているわけです。ですから、警察は現在の横断者が少ないというのは、それは当たり前です。行かせないように、安全を守るためにやっているわけですから。ですから、そこを市のしかるべき人が行って交渉してくださいということをお願いしているわけであります。ひとつよろしくお願いいたします。
それから、「風の子園」につきましては、3度目になるんですけれども、私はこういう特徴ある施設、こういうものは絶対残していくべきだと思うんです。幼稚園は今下降ぎみですけれども、しかしながら、保育所に40数億円投入しているわけですよ。施設の設備援助、建物援助、そういうものが行われているわけです。
そういう中、「風の子園」は令和7年で閉園するということなんですけれども、こういう小さなところから大事にしていかないと、先ほど言いましたように、子育てが流山市にどんどん置いていかれてしまう。そういうものからぐんと差がついてきてしまっている。そういうところはあると思うので、我々三郷市民はそこを認識する必要があると思うんです。
ですから、こういう「風の子園」、そういうものを私は大事にしていくべきと思います。しっかり園のほうでも、身体に障がいのあるかたでも子どもたちでも、ほかで断られた子どもたちも引き受けて、しっかりと子育て、みんなほかの子どもたちと一緒に遊ばせてあげたりということで、差別なく保育が行われておりますので、ぜひとも、もう一回見直しをぜひやっていただきたいなというふうに思います。
それから、事業の選択と集中について、花火大会と七福神巡りは、今すぐにとは言いません。しかしながら、三郷市の観光事業として市が行っている、そこが大事なことであります。ぜひほかの自治体並みに行っていただきたいと思います。何年先か分かりませんけれども、ぜひとも、どんと引き受けて前に進めてほしいと思います。ひとつよろしくお願いします。
それから、先ほど言いましたように、遊び好きだとか言いましたけどもね、今三郷市、ここ2年で100人ぐらい退職されているのではないですか。どういう理由か分かりませんけれども、そういう職員を大事に生かしてないのではないかというふうに思うんですよね。ですから、そういう若い人を投入してやれば、私は絶対やると思うんです。ですから、そういう人の生かし方もありますので、ぜひあわせてそれこそ研究をしていただきたいというふうに思います。
最後に、市長のご答弁の中で、宅配ボックス、建築主のコストがコスト高になるのが課題だということで、私は何を言うんだと思います。これはコストをかけた分だけメリットなんです。宅配ボックスがあるということは今メリットになってきているんです。それが入居者募集の一つの条件の中に入っているわけです。
ですから、三郷市に引っ越してきたいんだけれどもということで、お客様はいろんな条件をつけてきます。そういう中に、お風呂が別か、シャワーが別だとか、お風呂とトイレが別だとか、そういうのが昔あったんですけれども、今は当たり前になってきている。今は宅配ボックス、こういうものがあることが条件になってきてまして、先ほど市長言われましたように、駅に取りにいけば郵便局のボックスが設置されていたりとあるんですけども、そこから荷物、小さいものだったらいいですけど、縄かけて持ってこなければいけないものがあったりしているわけですよね。
そういうことを考えたら、やはり建物の中に、敷地の中に設備しておくということが、今、アパート、マンション経営の中の一つのメリットになってきていますので、建築主のコストを心配することありません。建築主のメリットになるわけですから、ぜひとも、そんな考えを持たないで、逆に、そのコストは入居募集に有利、それから家賃も若干上げられますので、ひとつそういうことを変にとらわれないで、ぜひとも、こういうものを推進していただきたいと思います。何か考えが違うと思いますよ。ひとつ考え直していただきたいと思います。
以上で質問を終わります。

○副議長(篠田正巳議員) 以上で、加藤英泉議員の質問を終わります。

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